銀行は入場規制,ATMは長い列

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底辺の独り言#21 外出自粛とはいうけれど..銀行にはすごい列。緊急事態宣言生活#3

静寂の都心部とは打って変わって、僕が住んでいる6畳ワンルームは賑やかだ。隙間なくPCからyoutubeが流れている。

それは、この鬱屈としたご時世で気持ちが塞ぎ込んでしまうのをなんとかしようっていうのもあるんだろうけど、自分の中では

部屋の中に静寂があるのはなんだか怖い。

変な声が聞こえたらどうしようとか、変なことを考えてしまうと落ち着かないからだと思う。静寂は怖い。

#20でバイト先が時間が短縮になってこれは食っていけないという話を書いたんだけど、その後、僕の行動は早かった。掛け持ちしているバイト先に連絡をして、シフトを多く入らせてくれませんか?って交渉をしてOKをもらったんで、6月は何とか食い扶持は作れそうだ。ただ、3密も3密のコールセンターのアルバイトなので、正直怖い…でも、医療従事者や高齢者施設で働いている人に比べればマシだ。クラスターは発生するかもしれないけど…音楽で生計を立てたい。成功してお金に不自由のない生活をしたい。つとに思った。

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いくら収入が減ったとは言え、奨学金の返済は待ってくれない。

最寄りの銀行に行きATMでお金を下ろし、そして納付する。

毎月やっているルーティン。今日もさっさとこの用事を済ませるために自転車を走らせる。銀行の前に自転車をとめると僕はびっくりした。

いつもはそんなに混んでいないATMと窓口受付が長蛇の列。

入場規制がかかっていたのだ。窓口受付は距離をとって並ばせる割に同じフロアにATMがあるもんだから人がごった返している。

混雑をさばくのに慣れていない老齢の警備員が「ATMの方は詰めてください。」「窓口の方はすこし距離をとっておならびくださーい」と叫んでいる。よもや田舎の銀行に、こんだけの人が詰めかけるなんて思っていなかっただろう。忙しなく叫ぶ警備員は自分の発言に矛盾していることに気付いていない。

僕はATMでまずはお金をおろさなければいけなかったのでATMの列に並んだ。

ただでさえ人がたくさんいるのに、ATMが少なく、そのうち一つは動いてなくて封鎖されてるもんだから時間がさらにかかる。長い時間がかかるのを覚悟した。

僕は列に並んでる時にふと思いだした。両親が「いかせてやる払ってやるから大学行っとけ」という言葉を信じて大学に行ったらお金がなくて「お前がが支払え」と両親から見事なちゃぶ台返しをされたこと。

奨学金を借りたのはいいけど、大成功でも納めない限り支払いが延々と続く悪魔のローンは僕の動きを窮屈にしてること。

一番信頼している親にそういう仕打ちをされた傷は深く。軽く人間不信になっている気がすること。

誰かのせいにはしてはいけないはさ自分が選んだことだとわかっているが一番裏切られては困る親からそういう仕打ちを受けていることを親は気付いているのだろうかということ。

大学は勉学を教えるところではなくただ大学卒業という資格を取るためのところだと。

そう思って300万も400万も払ったと思うと、コスパは悪いなぁってこと。ある程度思い出しながら人の流れに任せて一歩ずつ進んでいるとATMがひとつ空いて僕の順番になった。

ATMを止めてしまう。後ろではおっさんが銀行員に絡んでる

カードを入れて通帳を入れるとATMのディスプレイにエラーが出た。僕は冷静にATMに設置している電話をかけると受付の女性が「担当が今から行きます」と言ったので電話を切った。ただでさえ給料日でATMを使う人が溢れている。そして少ないATMが一台止まっていてさらに僕が追い討ちをかけて止めてしまっているのだから流石に僕も焦った。

担当者が来ない。待てど暮らせどこない。キョロキョロ。

本店から車で駆けつけてるんじゃないだろうか?そんなことを思ってると横から「すいませ~ん」と優等生をそのままおっさんにしたような男の人が出て来た。クラスで一番の成績を取って学級委員をやっていたタイプだろう。諸事情を説明すると

「カードが曲がってるので再発行かけますから、こちらでお待ちください」と言われてATMから移動して窓口の列とは別の列で待つことになった。そこに「なんでこんな混んでんの?4月のはじめははこんなことなかったのに」とチンピラにもヤンキーになれなかったおっさんが女性行員に食ってかかってた。どこかで成功したんだろう。ヴィトンのセカンドバックを乳首の位置に構えているのがすこぶるダサいし、髪も伸ばしたいんだか切りたいんだかわからない長さで「お前美容師にどう注文したらそんな髪型になるんだよ」っていうショートボブの少し長め。ダサい。しかも茶髪。ガムも噛んでる。ダサい。眉毛がなくて眉ペンで変な形に書いている。ダサイを通り越して笑えてきた。品もない。「アホやろこいつ。ニュース見てわからんのか。」と心で思っていたら対応していた女性行員は「そうですね、緊急事態宣言出てますから。ご存知だと思いますけど。」と女性行員が本当は「こういう状況だとわかってるでしょ馬鹿やろう」と学の高さを皮肉たっぷりでダサいおっさんに言ってる。爽快。こういうダサいやつにはなりたくない。絶対に成功するけど、こういう人間にはなりたくない。そう思っていると、爽快な女性行員さんが「ご用件伺ってますか?」って聞いたので満面の笑みで「大丈夫です。聞いていただいてます」って言ってたら「支店長が対応してます」っとベテラン女性行員が爽快女性行員にボソッと言ってるのが僕に聞こえて

「えぇあのひとしてんちょうなのぉぉぉ」って思ってたら支店長が登場。

支店長が対応?でもどうやら様相が違う。

人が少ないとは言え、支店長に対応してもらえるなんて、銀行と長く取引しているそれなりの街の有志か企業じゃないと対応してもらえないと僕は思っていた。月収14万しかないフリーターの僕を支店長が対応なんて恐れ多い。しかも僕のせいでATMを止めてるわけだから、なんだかごめんなさいって感じで、

「御行では末長く振り込んだり引き出したりしたいと思ってます」と語彙力0点の台詞を心でいいながら、支店長が僕を席に案内する。窓口から外れた

深い椅子のあるブースに案内された。僕はカードを再発行して、振り込みをしたいだけなのに、「なんだか大事になっちゃったなぁ」なんておもってたら支店長が開口一番「アプリを使って送金してもらうと…」と言ってアプリを僕に勧めて来た。営業かい!!

いや、振り込みしたいんだよ。昼飯食ってないし。この後、昼飯買って帰りたいんですけど、と思っていると流石は支店長。すごく自然に支店ノルマ達成をしようと僕をアプリ成約のレールに乗せている。これはやばい。僕も負けてはいられない。営業をやっていると、相手が営業を仕掛けてくるのが結構楽しい。今回はもちろん最終的には断るんだけど、どうやって「負けた」=諦めさせるのか。それが快感なのだ。かったぁぁぁぁぁってなるあの瞬間は営業をやってる人ならわかると思う。よーしそれなら、自分の腕試しってことで支店長と営業バトルをすることにした。

支店長VSフリーターの営業バトル

僕は開口一番「セキュリティはどうなんですか?」と興味のある感じで入っていく。支店長も目が輝いて「セキュリティは..」と説明し始める。向こうは「きたきた。ちょろいちょろい」て思ってただろう。僕も支店長の顔を見て「きたきた。」と思った。支店長は流暢に語り始める。

「ほうほうなるほどそういうことね」と心で思いながら、興味のある仕草を出しながらいろんなカードを頭の中でチョイスして、切っていく。営業をやっていて悔しいと思うのは

・話は弾む。・物わかりがよく向こうも知識がこっち以上にない(知ったかぶってる)

・信頼しくれてそう・でも断られる。

いけそうでいけないっていうのがクッソォォォォォォってなる。

今回はそこを目指す。断るのは決まってるのだ。

話を弾ませて、僕は

「でも、詐欺って判断するのは銀行でしょ。それって預金者側の視点からするとまだ不安なので今のままでいいです。」ともっともらしいことを正論でぶつけてみると支店長は目がキリッとなって「一筋縄でいかないと」感じたのか、「そうですね。ひとまず手続き進めましょう。話脱線してすいません。」と言って手続きを進めてくれた。楽しい。ひとまず1勝ってとこか。手続きを進めてもらっていて、僕が再発行の資料を書いてスマフォを触ってると「iPhoneお使いですか?」って聞いて来た。これは向こうが仕掛けてる合図。見りゃわかるだろって思うところを抑えて「Androidも持ってるんですよー」って話を向こうのいいように繋いでみた。

すると支店長は「ワンタイムパスワードっていうのがありましてー」と切り替えしてきた。僕は「ワンタイムパスワード???」と聞く

「通帳がもうすぐ無くなるんですよ。これからはWebに移行するんです。ほら自然環境の面もあるじゃないですか!」と支店長。

「なんだか雑な理由だなぁ」と思ったの銀行大変だから紙無くして利益あげたいんだろうなーていうのを心に残しながら

「トークンみたいなものですか?」

て聞くと「ご存知ですか?」と支店長。

目がまた輝いている。あ、これは勝てる。

話を聞きながらふむふむとうなづいてすごく理解して登録方法も聞いてさぁ「資料お持ちしますね」て言いかけた時に「やっぱいいです。」ていって断った。2勝目で勝ち点もゲット。アウェイでは初勝利てとこか。

支店長の導入部分はすごく自然で危うく登録しそうになったのですごく勉強になった。

時間は14時になっていた。11時半に銀行に来たのに…..

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